LyX HowTo
LyXは、LaTeXをバックエンドに使用し、Windows/Cygwin/Mac OS X/Linux/BSD/その他のUNIXなど、多くのプラットフォーム上で動作する、高機能かつカスタマイズ性の高い文書プロセッサです。
LyX は以下の特徴を備えています。
- 多くのLaTeXの機能をネイティブかつグラフィカルにサポートしています。
- LaTeXのコマンドをほとんどすべて使うことができます。
- 多言語文書を作成することを前提に設計されているので、外国語やその他言語(点字・発音記号など)の使用が楽です。
- モジュール機構によって、これまでレイアウトごとに限定されていた特定の機能を、他のレイアウトでも自由に使えます。
- キーバインディング等のフレキシビリティがたいへん高いので、入力にかかる時間費用を大きく低減させることができます。たとえば、キー設定に「emacs」や「xemacs」などを用いれば、ほぼマウスを使わずに操作できるので、キーボードから手を離す必要がなく、入力速度を上げることができます。
- 入力した数式や画像の出力結果を(プレビューせずとも)即座に画面上に反映させることができます。これによって、画面を見ながら思考を続けることができます(いったい何人の人がTeXコードで書かれた式を見ながら思考できるでしょう)。また、自動プレビューを有効にすれば、最終出力とほぼ等しい出力が画面上にグラフィックとして表示されます。この機構によって、LyXではネイティブにサポートされていないLaTeXコマンドの最終出力も、LyX上で即座に確認することができます。
- TeX出力で特別なマクロを必要としないために、LaTeX出力の高い可搬性・流通性を持っています。
- LyXは、Windows/Cygwin/Mac OS X/Linux/BSD/その他のUNIXなどの多くのプラットホーム上で動作するので、ファイルの可搬性が高く、共同作業に適しています。共著用に設計されたLyXの校閲機能(文書変更追跡機能)やSubversion (SVN)を使用したバージョン管理機能がこれを支援します。
- パイプ処理を使用した他のプログラムとの通信機能を有しているので、BibTeXデータベース管理ソフトJabrefなどとの連携が可能です。これによって、文献検索の手間が省けます。(1.6.5版でWindowsでもこの機能がサポートされるようになりました。)
- グラフや画像などの外部ファイルを編集するために外部プログラムと連携するための、高機能かつ高度にユーザー設定可能な機構を有しています(例:Gnuplotによる図表作成の統合化)。これによって、画像編集などの際の手間と時間を短縮することができます。
- Mathematica や Matlab によるLyX内部での数式操作もサポートしています。
LyX の使い方一般については、LyX に附属しているヘルプファイルが、もっとも良いレファレンスになると思われます。LyX のヘルプメニューから参照できます。

